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平成30年4月9日議事録

貧困の連鎖対策研究会 第8回研究会
日時:平成30年4月9日(月)午後3時~5時
場所:第2750地区ガバナー事務所 会議室
講話者:児童養護施設 成光学園施設長 矢部雅文氏

矢部氏: では改めまして、ご挨拶だけ失礼します。
実は私は、2780地区神奈川県座間市、座間ロータリークラブ本年度幹事をさせて頂いております。幹事と言いましても座間クラブは弱小クラブでございまして、私が入会した時点で14名で、今年やっと拡大で15名。少ないクラブですので、私は入会まだ丸3年目での幹事です。来年はSAAという本当に自転車操業の小さいクラブですけれども、縁あって中央新の後藤さんとは子供関係の仕事でご一緒させて頂き、2人ともロータリアンということで、何か出来ればねっというお話の中でお招きを頂きました。実は、前回、プリンスの方で事前に後藤さんと村上さんと冨倉さんと3人で、ちょっと食事を交えてお話をさせて頂いたのがきっかけになるんですけれども、私のやっております仕事関係を今日はご紹介できればと思っております。
私が勤めております成光学園というのは、色々な理由をもって親と離れた子供達が生活をする児童養護施設で、戦前で言いますと孤児院であるとかそういうところからのスタートでございます。神奈川県には、最も古い施設で鎌倉の小田木に鎌倉保育園という施設がございました。今は鎌倉児童ホームという名前に変わりましたけれども、ここは佐竹音二郎という全国でも先進の創始者がおりまして、この佐竹の家、それこそ明治時代から始まったような古い施設でございます。
私共は、実はこの養護施設を始めたくて始めたわけではなく、詳しい方はご存じかもしれませんが、昭和20年まで日本は自衛隊ではなくて日本軍という軍隊がありまして、その陸軍の大きな施設、陸軍士官学校が座間の方にございました。今はどこかの国の偉い人がボタンを押すとか押さないとかで、一発で決まるような戦争ですが、その頃はまだ戦車だ飛行機だという時代、にも関わらず日本の指揮官は、皆んなまだ馬に乗って戦争をしている。その馬は生き物ですから、当然ごはんを食べて出すものを出すので、軍隊ではその出したものはどうしようもない。ということで、私共はその下肥を取ってきて、昭和12~13年、今の成光学園の地に広大な農地を開墾して農場を始めました。
実は、これも先の話の前置きになりますけれども、私達がその養護施設を始めたくて始めたのではないという理由の1つに、農場であったというのもありますが、いわゆる普通の農場ではなくて、マッシュルームを大々的に作って海外へ輸出をするのを目的にしていました。一番最初の園長が相当の山師で、北海道の開拓に入ったり、台湾で銀行を開いたりと色々な事をした人間だったものですから、ある財閥のお妾さんの息子さんと仲良くなって、その方がフランスには西洋料理で使うマッシュルームというキノコがあって、その種菌を俺は持ってくるが、それに適した所を探していると。マッシュルームは馬糞に生えるというところで、馬糞茸という和名とのこと。この馬糞茸では売れないので、マッシュルームという風にして売る。その商売を始めようと思った矢先に、太平洋戦争の前の戦争で、中国へ日本が侵攻していくようになり、日本はどんどん景気が良くなっていく。マッシュルームもだんだん取れ出して、一番最初にそれを工場で瓶詰めにして出荷しようとした。ところが、それほど取れなかったそうです。一番最初の取引がありましたのが、帝国ホテルさん。で、帝国ホテルさんとそれから新宿ニシクラさんの取引を得て、なんとか商売ができたところに、日本でもマッシュルームが生で手に入るらしいとの話が、当時の宮内府、宮内庁の料理官の方の耳に入って、そこから宮内庁との取引も始まりました。ですので、戦争の景気が良い頃、割と珍しいものがあって、そこそこ小銭が稼げる仕事をしていました。生のマッシュルームを輸送する手段としては、私共の施設は小田急線の相武台前という駅にあるので、小田急線に木箱に恭しく詰めて御上に献上するキノコと帝国ホテル様に納めるキノコとこう持って。
一番最初の園長になる矢部カネヨシというのは、私の祖父の矢部カンイチと24歳離れた兄弟で、この年の離れた兄弟でこの事業を進めて行きました。カンイチ、カネヨシの兄弟はキノコを持って新宿から宮内庁へ。霞が関だとかそういったところへ納める道すがら、だんだん戦闘の状況が悪くなってきて、東京の中でも戦争孤児・浮浪児があふれるようになってきます。東京は戦地としてかなり焦土化しましたので、疎開先の神奈川県は、かなりの数の児童養護施設がございます。東京の町中に子供があふれている、親が死んでしまった、生きていく家が焼けてしまったというところで、あなた達が行くところがないんだったら私達のところへ来なさいと言って、行きはキノコを持って行って、帰りは子供を連れて帰って来たそうです。
昭和18年19年、どんどん状況がひどくなるにつれて、天皇陛下も疎開をされることになりまして、そのあたりから宮内庁との取引がだんだんとなくなっていきまして、地元座間の陸軍からも、いよいよキノコではなくて兵隊が食べるものを作れという御触れがあって、そこで陸軍指定の条件で農産物に切り替えてしまいました。これが戦後、一発目に戦争犯罪者として取り扱われたのですが、終戦の翌日の昭和20年8月16日、マッカーサー率いるアメリカ軍が座間の地を制圧、駐屯に来たのですが、その日の夕方、我々の施設に居た子供達、色々なことがあって親と暮らすことができなくなった子供達は約250人。食べるものもありますし、当然、食うには働けということで農地を耕していましたので、世の中でアメリカ兵が見てきた日本の子供達とは明らかに違うんですね。私もアメリカ軍が撮った写真というのは何かで見せられましたけど、本当に逞しくて、白黒の写真で見ても、色は黒く焼けた逞しい青少年たちが250人も集まっているので、アメリカ軍は、ここはゲリラの施設に違いない、アメリカ人が憎くてゲリラ行為を起こすに違いない、ということで機関銃を持った兵隊50~60人にジープで乗り付けられ制圧されたとのことです。
しかし、幸いにして8月16日時点で、先代もその前の代のカネヨシも英語が割り合いと出来たものですから、私達はあなた方の言っているホスタホームであり、オマネチ、孤児院であるということを説明しましたら、態度が急変しまして、そこからアメリカ軍の支援を得て養護施設として発展をしていきました。
アメリカ人は、戦争状態でなくなったので、まず一番最初に、戦闘で使う戦闘用食、日本でいう乾パンとか缶詰の牛の煮たのとか、ご飯とかそういうものを、それはもういらないから一切あげますよ、と。戦争中に使っていた野戦用のゴミ袋とか毛布もいりませんからあげます、日本で言われているガラブシというものは、米兵は全部そういうものを私共にところに投入してくれて、子供たちの窮状を救ってくれました。ただ、それが逆に作用しまして、爆撃で足を失ったり、シラミだらけで弱ったり、病気にかかって肺呼吸が上手くできなかったり、いわゆる弱って倒れそうな子供達は施設に残り、ムキムキの働いていたお兄ちゃん達は皆んなそれをかっぱらって、闇市へ消えて行ったということで、9月になるまでに50人位までに減ったんだそうです。昭和22年までアメリカの統治のもとにあって、その間は米軍の助けを得ながら何とか施設は運営して、その年昭和22年に児童福祉法ができたのをきっかけに、神奈川県には今、約40ほどの養護施設がございますけども、最初の三施設として認可をして頂きました。私共の成光学園と、それから皆さんご存じでしょうか、タイガーマスクの原作者梶原一騎さんのお出になられた、いわゆるコウワ学園と、シンセン学園と、この三施設が最初に国の認可を得て児童養護施設を始めました。
色々ありまして、私共は長いあいだ社会福祉法人になれませんでした。簡単に言うと戦前にバカをやり過ぎたので、借金とか色んな裁判をかかえたまま平成を迎えました。私が継いだのも、私有財産という名の負債と裁判を抱えてましたので、誰も県の方、退職者の方とかも来て下さらなかったんですね。上手くできてますよね、帳簿上、黒字じゃないところには天下りは起きないので、真っ赤っかで裁判だらけの私共のような所っていうのは誰も手をつけないので致し方ない。じゃあ、なんで祖父さんと祖父さんの兄貴が始めた事を孫が継いだのかっていうと、私の父は東京で商売をやってまして、まだまだ会社の社長として現役でやってますんで、俺はやりたくない、自分の仕事にも差し障りがあるし、誰かがやるならやればいいし、潰れるなら潰れてもいいという考えでした。まあ口ではそう言ってましたけど、なんとかしてくれと私のところに話がありましたので、相続できる順番で、長男の長男の長男が全部引き受けるということで、私の代になりました。お陰様で、今は社会福祉法人になって、新しい棟舎も建てることができて、なんとか過去のお付き合いもございますから、昭和天皇ののちには今の天皇陛下からも頑張ってるねというお褒めの言葉も頂いて今に至っております。
私共の施設はこういう所なんですが、今日は、子供の貧困について特に興味をお持ち頂いている皆様方とのことですので、資料を3点ほど私の方で用意をさせて頂いております。
実は、村上さんや冨倉さんと親しくお話をさせて頂いた後の3月末、新聞の記事(神奈川新聞 平成30年3月23日)の通り、子供の貧困対策への新たな取り組みのご提案ということで、これを神奈川県知事に、私が副座長を務めた、かながわ子供の貧困対策会議という所から提言を届けさせて頂いてます。全国の都道府県の中では、おそらく初めての形で提言をさせて頂いたんですが、実は遡ること2年前にですね、皆様方もそうでしょうし、皆様方のメンバーの中にも何人かいらっしゃると思うんですけど、私、実は30のときに地元でどうしても自分の仕事を支えてくれる同世代の友人が欲しくてですね、日本青年会議所JCに入れて頂きました。JC活動を10年間やっている間の最後の年だったでしょうか。神奈川県の青年会議所、神奈川の中で子供議会ということを長年神奈川の黒岩知事はやっており、横浜の地で高校生がそれぞれ自分達の課題を分課会形式で討論し合って、神奈川県議会に議案として提案するようなプログラムですが、その一部会分課会の中に、子供の貧困というものを取り上げた子がいました。その子達の話をもとに神奈川県も当時の担当課の方から、このような話を聞いた事があるかと私のところに話がありまして、お付き合いもあったものですからJCと首都圏の間に入って、その話をまとめさせて頂いた次第です。
大枠は、もしお時間の宜しい時にお目通しを頂ければと思うんですけれども、まず子供の貧困というのが、記者発表の時に私も申し上げさせて頂いたのですが、私のような仕事をしていても信じられないんですね。親の責任だろう、と。子供の育ち方の問題だろう、物の考え方の問題だろう、という風にどうしても捉えがちなんですが、この2年間貧困だという風に訴えた高校生、それから頑張って大学に行っている子供達を身近に、施設の中の子ではなくて接してみた率直な感想なんですが、やはり驚異です。本当に教育が欠落しているというのを肌で感じました。具体的に申し上げますと、言葉の使い方を知らないんですね。例えば、大人、こういう場に高校生や大学生の代表が集まって議会を開くわけですけども、いわゆるタメ口です。敬語であるとか丁寧語だとかそういう言葉をまず知らない。そうして、粗暴で粗雑な育ちをしているものですから、やはり社会からはどんどん距離ができてしまう。で、どこへ行っても自分の思いを正確に伝えることができない、その手段がなかなか得られないが故に、貧困というものの状態に陥っていて、それが正確に伝えられないというのを感じました。
ですから、まず何よりも教育でどこまでそういう子供達を囲っておけるのかというところ、中等教育を受けたらそれでおしまいじゃなくて。高校にせっかく入っても神奈川県は残念ながら中途退学の率が非常に高いんですね。どの学校へ行って何人の子供が退学してしまったのか、数としては残ってるんですが、あまりそれが今まで語られることはない。ですから、おそらくこの2750地区の皆様方の地域で起こっていることというのも、学校の教育現場、私も東京のことは詳しく分からないんですが、神奈川県の県立高校・公立高校というのはかなり格差がございまして、いわゆる上位校と底辺校と言われるところで、貧困層の子供というのは当然、底辺校に集まってくるんですが、集まって来ても、せっかく高校に入ったのに、いなくなる率が一番高いんです。ですから、この部分をどう支えていくのかっていうのを検討の1つに入れると前進できるんじゃないかと。参考までに資料を入れさせて頂きます。
6~7人に1人の子供が貧困だという言い方を政府も政府広報などを通して言っておりますけども、本当に国民がそれを肌で感じられるかって言うと、やっぱりそれは感じませんね。私共の施設の中でもかなり強い虐待を受けてくる子供とか、かなり極度の貧困状態の中にあるっていうのもたまにはいますけど、食うに困るですとか、放っておくと死んでしまうような栄養状態とか、着ているものがボロボロで、という子はほとんどいないです。ですから、みなさんが日本国民が等しく頭に描く、施設を必要とするそれほどの貧困状態の子供というのは、いわゆる後進国、我々で言うならば、例えばエンドポーリオの活動をしているような国にいる貧困の子供達というふうに、やっぱり想像してしまいますが、現実的に6~7人に1人いると言われているのは相対的貧困と言われるもの。いま先に私が申し上げましたのは絶対的貧困、死んじゃう、食べられない。
相対的貧困というのは、ある集団の中で周りと比べてどうなのかというところですよね。それが非常に見えにくいし、色々理由はあると思うのですが、どうしてあの子が貧困なのっていうと、だってご飯食べてるじゃない、スマートフォン持ってるじゃない、お家に車あるじゃない、それでもなぜ貧困なのって。彼らは世の中の人が県立高校なりに普通に行って、その後は短大、専門学校、大学を経て就職をするという流れが普通だと言われているこの日本にいて、中途退学をするかあるいは色々な理由をもって中学で絶たれる人がほとんどです。
相対的な貧困というのは周りと比べてどうなのかっていうことがいろんなところで議論されるのですが、私共のほうで行き着いた答えとしては1つ、学習が、学習面自体の遅れであるとか、そういった部分がかなり影響している。ですから、これが連鎖するんですかって言われると、まさにその通りなんですね。貧困の状態に陥る、食べられなくなっても、学校に行けないであなた働きなさいって言われる状態に陥るのが連鎖するかっていうと、その可能性はかなり高いというふうに私共は判断しています。
ある1つの話の中に、これは高等学校なんですが、高校まで出て就職をして、高等学校を卒業して就職をした人と大学を出て就職をした人とでは、ざっくり生涯で稼げる年収が5000万から1億ぐらいの開きになっています。5000万から1億って言うと1人の子供2人の子供を大学までもう1回行かせられるか行かせられないかぐらいのお金の違いが、高卒と大卒で出てくる。中卒だとまたさらに差が開くんですね。ですから、あなた大学は諦めなさいお金ないからっていう確率は格段に上がるので、やはりこういった部分での連鎖っていうのは必ずあるはずです。ですから、受けるべき学習を受けて、進学さえ出来れば、そこで次の世代への貧困が食い止められるかって言うとその確証はないですが、明らかにその可能性は上がるというのは実感としてあります。
私共の養護施設というところは、法制度は変わりましたけれども、基本的に18歳までの子供しか、高等学校卒業までしか、預かることができません。ですので、高校を出て学校に行きたいという話になりましても、奨学金を受けるなり自分で稼いだりして通うほかはないわけですけど、そのほかにもまだ日本の法律上いろいろな面で制限が多くございまして、いろいろな契約、大学へ入学するにも20歳以下で入学しますので、学校へ入学をする、それで住むところを契約する、そういった場合に保証人や連帯保証人が必要な国でありますが、これがなかなか養護施設にいるような子供達というのはクリアができません。養護施設に入らないまでも貧困の状態にあるというような家庭の子供達にも、これをやはり探すことがなかなか困難です。ですから、やることは山積みなんですが、自分でできることを1つ1つということになれば、やはりそういった子供達の住む場所の提供であるとか必要な後見制度の確立を、なるべく早い段階で行っていかなければ、どんどんどんどん悪化の一途というのは申し上げるべきことでもない。
今日お時間を頂いてお話をすることになりましたが、私は割と養護施設の施設長としては、過激な方なんですね。神奈川県の中でも、あまり行政の言うことを聞かないので、どういうことってないんですけども、それでもやっていってます。 東京都のほうではあまり馴染みがないと思いますが、新聞に挟まれている広告の中に、タウンニュースというミニコミ誌が神奈川県にございまして、そちらの地域の版に私は月に1度必ず連載をさせて頂いてます(成光学園だより)。お時間のある時お目通し頂きたいのですが、今年の3月と4月の話を載せています。
実は、養護施設というところは小さい単位で生活するのが良いんだ、家庭が良いんだということで、それをどんどん推し進めてきたのですが、それだけでは私はその貧困の状態にある子供というのを支えることはできないと。家庭で支えることが困難だった、小さな単位で支えることができなかった子供達を同じく小さな単位で支えていくことはほぼ不可能なんです。
どんな場合においても、手厚く小さな規模でやったほうがいい、老人ホームでも高齢者施設でも、そのようなお考えのご利用者は当然いらっしゃるでしょうが、大きな規模の所で、とにかく緊急でも保護しなければいけない事もあるでしょうし、おそらく病院でもそうですが、介護が必要な方とベッドがいっぱいある所で命を繋がなければならない方もいる、というなかで養護施設だけが、どうして小規模化していかなければならないのかと、私はさんざん反対して、新しい建物を建てる時も、大きな規模で建ててしまったものですから、しばらく県に干された時期があるんです。今になって実はこういう状況になったということで、お預かりする子供が増えていった。大きな中学校、高校になって行き場を失ったお子さんだとか、里親さんでどうしても預かりきれなくなったお子さんを預かる事が増えた。これが意味するところと言うのは、やはり世の中の貧困を背景に抱えている家庭からはじかれていき、行き場を失った子供たちというのは、今後どういう所で支えていかなくてはいけないのか、というところでも私共の仕事の1つになってくるとは思っておりますので、こちらも参考までに挙げさせて頂いております。
実は、いろんな分野での仕事というのは多岐に渡るんですが、基本的に行き場を失った子供が最後に入ってくるセーフティーネットのネットの部分に過ぎないので、皆様方がお知りになりたい、例えばそういったところはどうなんだっていう点は、中にいるとなかなか分からないんですね。このお話しを頂いた前回、村上さんや冨倉さんとお話させて頂いた時にも、実は、じゃあこういう場合はどうなんだ、こんなんはどうなんだっていうやり取りの中でしか、私共も気づけない部分があるものですから、私共の神奈川県に対する取り組み(かながわ子どもの貧困対策会議及び神奈川新聞きりぬき)と、施設の私の個人的な考え方(成光学園だより)を資料にさせて頂きましたので、よろしければ、ぜひ皆様の方から話を振って頂きましたら、それにお答えする形で進めさせていただければと。
ずっと喋ってきたので、一度この辺にさせて頂きたいと思います。

【質疑応答】
東京芝RC前田氏:基本的に施設へは、どういう順番で入ってくるのですか?

矢部氏:私共の施設定員というのは75で、下の子供は2歳から、上の子供は18歳迄預かれる箱があるんですが、定員以上お預かりをすることができないのと、それから、幼児2歳の子と18歳の子では生活のリズムが全く別なので、小学校に上がる前の子供だけ20人の別棟があるんですね。実は、20人の幼児寮の建物は、今はほとんど閑散としていて、半分くらいの入所しかありません。10人ぐらい。小学校以上の寮は満床です。
その寮のキャパシティがオーバーしない限りは、私共の方針としては、いつ何どき発生してもお預かりします。ですから、この子だからいい、あの子だからダメというのは基本的にはありません。
神奈川県の場合は児童相談所を経由して入ってきます。

前田氏:定員がいっぱいで、受けられない子達はどういう風に?

矢部氏:まず一時保護所というのを児童相談所の何カ所かが設けていて、それはいわゆる児童養護施設と同じような機能を持った行政の箱ですが、その中で空きが出るのを待つ感じです。
小さいお子さんは割合とどこでもすぐに入れるのですが、中高生の入所っていうのを積極的に受ける施設が少ないんですね。実はこの成光学園だよりにも書いたんですが、大きい子が入ってくると生活の大きな歪みというか、乱れが一時的にも発生するんですね。それは単位が小さければ小さいほど家族舎に近ければ近いほど起きやすいんですが、私共が例えとして言うのが、良い悪いを別にして、小さなコップに水を入れてインクのついたペンをごしょごしょって洗うとだいたい青くなったり黒くなったりするんですが、大きなバケツの中でペンを洗っても、さほど水の色は変わらない。水の母数が多ければ多いほど紛れてしまうので、そういった全体に対する影響が少ないっていうふうに考えて、私共はいるんですが、全くその通りで、大きな集団の中に入ってくるっていうのは、それはそれでストレスなんです。
ただ、自分と境遇の似たような子供達の集団の中に於いて、誰か波長が合うっていうのは、大きな施設の場合には割と可能なんです。ですから、我々は他の施設が苦手としている中途の、しかも高年齢児の入所というのを受けることができる。だから、施設のスタイルによっても受けられない子供が増えているっていうのは大きいかと思います。あともう1つは、他の施設でも話になったかもしれませんけど、家庭が引き取りダメになったら戻す、あと里親さんがこの子かわいいから引き取りますって言って引き取る、で、ここで不幸が起こるんですが、その子が口がきけなくてニコニコしてる間はいいんですけど、だんだん大きくなってくると、施設に預けられたような子供ですから何かしら原因があるんですね。一番大きいのが発達障害だったり、あとは、自分の親じゃないっていうことに対する思春期の身勝手であったり、かなり顕著に出るんです。これはもう誰が考えたってそうなんですけども、もうこうなっちゃうと○舎にいられないわ、自分の子供じゃないしって言って、手放してしまう、切り離してしまう、そこで耐えられない里親さんがやっぱり一定数いらっしゃる。で、里親さんにそこで耐えなさいって言っても里親さんもパンクしてしまって虐待がまた発生してしまうので、どうしても施設入所ってことになるのですが、そうして家庭からも里親さんからも1度戻れた家庭からも切り離されてしまうと、子供はどんどん混乱していって、取り返しのつかない状態になってくるんですね。
我々は、やっぱり大きな団体の中で似たような状況の子供たちと生活をさせることと、それから、割合とカウンセラーの雇用を多くしてます。常勤のカウンセラー2人と非常勤3人を入れてますので、施設の中ではかなり多いほうだと思います。こうした中で波長の合うカウンセラーとやり取りをして、だんだん正常化していくところです。ですけど、私共のほうではやはり、今、満床でお断りするということが多いですね。今年は3人の子供が高校3年で退所し、中学に上がる段階で1人退所しました。計4人退所したんですけども、この空きというのはすぐ埋まってしまう。ですから、中学校の途中でとか高校の途中でというのは、なかなか受けにくいんですけども、我々はやはり断らないというのを方針としている。でもそれは、全国に700あるような養護施設でどこでもできるかって言うとそうではないです。ですから、まだ施設利用をしなくちゃいけないようなレベルのお子さんでも、特に東京であるとか神奈川であるとかの都市部に近い所では多くいるかなって。ですから、貧困だと言われている家庭の子供達の割合はどう考えても東京・神奈川の方が多いんですね。都市部から離れれば離れるほど、施設の余裕がありますし、地元で支える力もまだまだ残ってます。人口そのものが少ないので、子供が貧困というのもほぼ言われないというか見えないですね。それはもう本当に個人の問題でしょ、家庭の問題でしょって言われてだんだん埋没してしまうんですね。特にこの神奈川・東京という人口の多い地域に関して言えば、見えやすいところでこういった声を上げていかないと、他の都市部と同じように扱われてしまうのかなって感じです。

前田氏:神奈川県内で、御学園も含めて沢山いくつか施設があると思うんですけど、それに対して、待機している児童の数っていうのは?

矢部氏:保育所でいう待機になるんですかね。100や200では、済まないと思います。

前田氏:本来であれば、それぐらいの単位の子達の施設が必要ですね?

矢部氏:必要になりますね。ただ、それを支えるには、私共も生意気なこと言ってますけど、公費、税金を頂いて運営しています。私有財産でやっていた頃は、もっと偉そうなことも言えたんですけれども、そうではなくて御上から頂いたもの100%ですから、たまには、御上の仰る通りでございますってやらなきゃいけないんですけれども、要するに出てくるものがないんですね。政府にないので、子供に使う金というのがない以上は、新しく作りますっていうことに対してのハードルは上がります。ですから、なるべく家庭に返しなさい、なるべく里親さんに預けなさい、なるべく施設は作らないでやりなさい。特にこんな大きいような施設っていうのはお金がかかるからダメだっていう話なんですけれど、実は一番お金がかからないのは大きい施設なんですよ。真っ赤っかの借金だらけの施設がここまでやってきたわけですから、異種プロパガンダにも近いところがあって、小規模小規模って話になってくるんですけど、本当に必要な子供たちを賄うだけの施設を作ってしまうと、今問題になってくるのは、この国の人口の減少ですね。子供は減り続けてきている、で、この子供達をどうするのかって言うと、帰着するところは、ここでも知事にも申し上げたのですが、貧困の子供っていうふうに言われているのに連鎖を絶ちきるのがなぜ重要なのかって言うと、この人達をまた生活保護で税金で育てていくのではなく、高校を出しても大学を出しても何とかしてこの人達から1円でも税金を取って納税者にしたほうが、はるかに制度上ラクにできるはずなんです。子供達に金を使わなくても何とかなるはずだって、今だからここでなんとかして納税者を増やすような考え方に持っていかないとダメなんです。

東京田園調布RC冨倉氏:先行投資じゃないけどね。

矢部氏:そうですね。

冨倉氏:幼児期に親から暴行、DVを受けると、先ほど先生が言われたように精神的に発達障害を起こしちゃって、物を考えられなくなってしまう子供たちがすごく増えます。私は通ってるところは50人いるんですけど、そこなんかもやっぱり 2~3人の子が発達障害を起こして、結局一生懸命やっているけれども、最終的には専門の施設に行かなきゃならないってことがありました。福祉のほうの大人を育てるような形になるから、最終的に税金税収が入らなくなるわけですからね。

矢部氏:施設を作ったところで、日本の子供が減り続けているので、それに比例して虐待を受けたりして施設利用する子供も減るだろうというのが国の考え方なんですが、実はそもそもの問題として、子育てをする力が著しく落ちているんですね。子供の育つ力というものと親が子供を育てる力というものに加えて、社会がその子供を社会人として育てる力、学校が育てる力というのがあるんです。そこが著しく低下しているばかりに、放っておいたら、先ほどの話に戻りますが、本当に口の利き方1つ知らない、自分で考える力を持たない子供達で、ハンディを受けて、それこそ1~2歳の頃に親からの虐待を受けて発達が遅れているような子供に対しても、何の支援の手も差し伸べなければ出来るわけがないんですね。人間は放っておいて育つ生き物ではないですから、ご飯を食べても身体は大きくなりますけど、社会性は身につきません。そういった意味でも私共のように養護施設というのは、まず最初に始めたときには、本当に食うや食わずの生活をなんとかしようってしたところから始まってますけども、今から先は、縁あって入ってきた子供達を、いかに納税者として送り出していくのかというのを考えていかなくてはいけない。私共は、まず謝辞社訓のようなものはないんですけども、子供達にこの施設に縁あって来たからには何をしなければいけないのか、あなたたちは納税者にならなければいけないと、難しいですけど子供達に課してます。ですから、どんな形であれ働きなさい、と。だから、勉強して働いたほうがいいと思えば、何とか支援をするけれども、そうじゃなくて自分は勉強しなくても働いていくと言うなら、それはそれで全面的に応援するよ、と。アルバイトでもなんでもいいから働いて税金を納めなさい、と。

前田氏:国や行政とかその予算がはっきりは付かないってことですよね?
政治家の問題、それとも行政の問題?

矢部氏:簡単に言うと、やっぱりこの国の制度上の問題が一番大きいですね。一番には政治です。子供が18歳で投票権を得るようになってから、私共の施設にも政治家の先生が足を向けて下さるようになりました。たった2~3票なんですね、18歳の子供。施設によっては誰もいませんから。失礼な言い方になりますけれども、重度の介護状態に陥って、要介護4,5になっても移動してきて投票出来ますけれど、高齢者施設の方々っていう所は、いらっしゃる入所者の方がみんな票を持っていらっしゃる。神奈川で不幸な事件、やまゆり園という障害者施設が襲われる事件がありましたが、障害者施設の会っていうのは、障害者施設の方々、その方自体がもちろん票は持っておりますし、判断をする能力がないと言っても後見の方がいらっしゃる。何よりも親の会が近い。こうしたところに比べると児童養護施設は、まず職員数がそれほどでもない、労働者の数が少ない。我々が票を持っているかと言っても、さほど持ってはいない。ざっと、入所している子供が全国で3万人、全員が入れたとしても3万票です。加えて、じゃあその親はと言っても、投票に行くような親は子供を施設に預けない。そこまで能力あったり、政治に興味がある人っていうのは施設利用者の親にはほぼ皆無ですので、政治的な力というのは全くないですね。ですから、議員の先生に働きかけて、子供がこういう状況ですから何とかしましょうと言うと、本当にごく一部の方がたまにおっしゃるんですね。儀礼なんかでも子供のことを考えて作りましょうってなるんですけど、それよりも優先してやるべきことがどんどん出てきてしまう、これ問題を何とかしよう、少子化対策をなんとかしていこうってことと、先ほども話したように、学校は全部無償化しましょうって、結局出来なかったりだとか、聞こえのいい政策に子供の問題がまず入ってない、子供が票を持っていない、何よりも金を持っていない、使う一方ですから、もう我々ができることと言えば、この子達をなんとか育てくれたら、育ててくれた子達が政治に返してくれますよっていうお約束がなんとか出来るようにならないと出しませんよね。普通に社長だったら、そういう投資はしないと思うんです。だから、政府としてもそういう投資の仕方はしない、というのは私は仕事していて感じます。だから、お金がないっていうのは確かに国全体もお金がないからしょうがないんですけど、優先して配分するところを考えた時に、こういうところにお金払っても仕方がないよねって思われている以上は、どうしようもないのかな、と。だから、今は私共は国に入ったお金、神奈川県に入ったお金、そういうものを神奈川県から頂いてますんで、こういったものを作って、陳情じゃないですけど、これだけこういうことをやろうとしているとお金がかかりますよっていうのを出してきた、というのが今回の経緯ですね。だから割とその子供の貧困という問題に乗っかっちゃったところもあるんですが、でも詰まるところそこです。ですから、我々が声を挙げるところは、挙げたところで、じゃあそれがどうなるのっていうは、なかなか今まで見えにくかったですね。

冨倉氏:70人の子供達の入所の原因っていうのは?

矢部氏:私共の施設は、ほぼ100%の子が虐待です。あとは、今私が保護司を夫婦でやっている関係で、薬物事犯で収容されている母親とかっていうところのお子さんを預かっています。

冨倉氏:全体的に虐待の子供の数っていうのはどんどん増えているものですか?

矢部氏:そうです。
虐待には、身体的な虐待、殴る・蹴る、それから心理的な虐待、お前なんかいなきゃよかったとか、それから放任、ネグレクト、それに加えてDVの目撃、お父ちゃんとお母ちゃんがいつも殴り合っている劣悪な家庭環境、これも虐待とされています。

冨倉氏:児童相談所と親元、そして矢部先生のところの様な施設。子供が引き取られました、でも親元から返してくれと言われた時、今の状況というのはどういう状況ですか。

矢部氏:反発するところは反発しますけども、結局、親元に持って行かれます。
親の権利が一番強いです。

冨倉氏:児相からそういう指導が来るんですね?

矢部氏:来ます。なので反発すると睨まれます。

冨倉氏:じゃあなぜ反発するかって言うと、子供がもっと傷ついて帰ってくるからですよね。逆に精神障害を起こしたり、自殺しちゃったりして帰ってこない場合もある。自殺する子が今増えています。そういうようなケースはありましたか?

矢部氏:ありますね。

冨倉氏:結局、狭間でどうにもできなくて自殺してしまった。ところが、児相はお役所だから、自分達を保護するために、面接したときは大丈夫でしたよ、大丈夫でしたよと言って逃げる。これが現実ですね。

矢部氏:児童相談所に限ったことではないです。ただ我々も児童相談所のそういう質には理解出来ないながらも理解するところがあって、本当に一行政機関なので、そこで切らざるを得ない、我々が時点で判断したことは正当であるというところがない限りは、やっぱり廻っていかない。
だから、あくまでも地についた子供の側に立った支援を行うというのは、生意気な言い方ですけど、行政では無理だと思います。
子供に寄り添った子供への支援、私達はその隣に立つ者、アドボケーターという隣に立つ者として支えていく。これはNPOなり‘私(わたくし)’の施設でないと出来ないと思います。

冨倉氏:パンプレットに子供の写真が写っていますが、大丈夫ですか?

矢部氏:うちは大丈夫です。全部同意を取っています。本人と、そして、そこに写っているのは、残念ながら親族のいない者、同意を取るべき者がいない者。そして実は、これは現在の写真ではありません。皆、成人しています。だから彼等本人がOKと言えば大丈夫ということです。

冨倉氏:こういうところの顔写真は無理ですからね。

矢部氏:はい。でも私はそれが本当に嫌です。彼等が何も悪いことしていないのに、施設の子供は、どこへ出しても皆んな顔を消される。それこそが施設の子供の権利を守ることだ、人権を守る、その子達を守るのだと言われるが、それは全く逆だと思う。子供の顔が見えない何て言う事は、異常です。どんな所に行ってお話させて頂いても、子供の写真がここから下しか写っていなかったり、後ろからの写真だったり。結構、養護施設ではやる事ですが、これは彼等にとって何も良いことはない。
いま私共で10万部発行する地域誌でも、そこにも、なるべく個人を特定出来ない形で現在の写真を載せて発行しています。そうすると、自分や友達同士では載っていたよねと言って、結構、喜んでいる。地元地域でも繋がりが出来てくるので。

委員長:子供に対する教育支援、これを大学生などのボランティアを使っておやりになっているのですよね?

矢部氏:私共の施設では、なるべく遅れを取り戻して、なんとか中卒ではなくて、高卒なり、その上の学校を目標にし、駅から近いので周辺に大学や専門学校が多いこともあって、学生のボランティアに学習支援に来て頂いています。
もう一つは、私の高校の先輩が隣の駅で学習塾の経営を任される立場になって、うちの子達もみてくれると言うお話を頂き、そこでもお世話にもなって、 お陰様で中学3年生7人全員が神奈川県立の高校に合格しました。それが、誰でもどこでも出来るのかというと、なかなかそういうわけにはいかなくて、こうやってお話しをさせて頂いているのもご縁ですが、色んな巡り合わせがあって人との繋がりが出来たところでやっている事が大半なので、全国の施設で私共以上のことが出来ている所も沢山あるでしょうが、私共が当たり前に出来ていることが当たり前でないところも沢山あります。
学習支援をして、今年の4月から中学3年から高校に上がった子がいますが、先程お話した薬物事犯の親の子供ですが、その子が入所したのは既に中学校3年生の二学期で、それまで完全に放っておかれ、母親が薬漬けで、父親と思われる者は、そっちの方の薬の世界の人なので姿も見えず、全く勉強はできない、小学生の勉強からやらなくちゃならなかったが、なんとか間に合いました。
子供の持っている底力というのは測り知れないです。機会さえ与えて、その波に乗ることができれば、不可能なことは、ほぼ無いと感じた。しかし、何よりも、その場をどうやって作っていくかです。
私共は、施設があって箱物があるので、そこに対象となる子供達がいて、ここで勉強教えてくれる人が必要ですと言えば、勉強を教えてあげるという人が集まって来てくれる、というこの仕組みはできているが、広く世の中で貧困の状態にあって、学校にも行けず勉強が出来なかった子供達をどうやって集めてくるのかが問題です。
知らないオジサンが勉強を教えてあげるよと、中学生・高校生の子供達に言っても、いぶかしがられます。
地元では、私の園は子供達にも知られていますから、こう言うプログラムをするからおいでよと言えば、来る子は来ますし、夏休みやなんかで、共働きやシングル家庭の行き場のない子達も集まって来ますが、どこでも出来るかというと、そうではなく、私達は施設があるからできることなのです。

委員長:実は、この提言書にも書かれている就学前の子供に対する非認知能力を与えると言う作業、なんとかその実験を始めようとしているが、大抵の施設はプライバシー問題を理由に子供に近づかないでくれ、と言いますね。

矢部氏:私はおかしいと思っています。
結局、詰まるところ、責任の問題で、子供に対する義務をどこまで負うのか、結局、首を切られて終わるのが園長なので、それを怖れる園長、施設は絶対にやらないです。
正当性さえあれば、プライバシーを優先しなければいけない部分と、個人が特定されて受ける不利益をいかに回避するかで、いかようにもなる。子供がこの施設を利用していることが判って、不利益を被るからプライバシーの侵害になると言うのが大前提です。ですから、養護施設そのものを使っている事が社会的に恥ずかしいことで、悪である、と言う考え方があるからこそ、それを子供から遠ざけなくてはならなくなる。まず、この問題を取り払えば、済んでしまう話だと私共は思います。
色んな方がボランティアに来て下さると言うと、まず、私が責任を取れる方かどうかなんです。私が、ロータリーの席に加えて頂いたのは、自分がロータリアンの中に入っていけば、生意気な言い方ですが仲間になれる。そういう形を取れば、それこそ何の問題も無いと思っています。
自分の知人、自分が責任を持てる団体以外から、ボランティアを受けると言うのはなかなか難しいので、いかにそこを突き崩していくのか、と言うことです。

委員長:都内でも60幾つかあります。私は特に就学前の子供に対して、優しくそっと接してくれる人がいて、上手い入り方をすれば、だいぶ子供も心の安定に繋がって、落ち着くと思っている。

矢部氏:私共は2歳からお預かりしていますが、2歳だと若干遅いと言われていますが、2歳だというのは年月が2歳経っているだけで、発達の上ではまだ0歳から1歳の子であれば何も遅いことはありません。私共は積極的にボランティアの方を受け入れていますが、皆様方が遊びに来てくれたら、たぶん遊んでくれるおじちゃん、おばちゃんとして、小さい子と関わり合いを持って頂く事になると思います。

我々がもう一つやっているのは、良い人達とばかり接する様にさせず、いわゆる前科者の人達とも会わせる様にしています。
私が保護司をやっている関係で、全国の保護観察所に先駆けて、横浜の保護観察所が更生プログラムの一環として、悪いことをした人を世の中に出す前に社会貢献をさせて更生させていこうというもの。まず最初に手を挙げて、こういうどうしようも手を付けられない札付きの人達に来てもらい、幼児を預けて遊ばせると、その人達に対しても非常に良い影響が出ました。無条件に子供が寄って来て抱っこする、お互いに相乗効果がありました。悪さをした人達には壁があって不器用な人達が多いが、壁のない子供達が寄って来て自分を受け入れてくれたことで、ニコニコして帰っていく。
働きかけた子供側にしてみれば、何だか解らないけど、初めは恐い顔したおじさん達が来て遊んで行ったけど、何だか帰る時にはニコニコして仲良くなれた、と言うことを、自分達側から働き掛けた事によって、向こうからのアクションがあったことを感じて、ここで育つんです。
ただただ与えられるだけではなくて、自分側が何かを与えたということを子供達は実感として受けるんです。あれは、結構プログラムとしては面白かったのかなと思います。

委員長:いやぁ、勇気がありますね(笑)

矢部氏:結構、色々とやっているので。
私は一つの考え方として、1人でも多くの大人と関わらせると言うことを、うちは重要視しています。色んな大人がいる、皆がみんなお金持ちじゃないし、貧乏人でもない。皆が勉強出来るわけではないし、逆に、いい人ばっかりでもないけど、だけど根底のところではみんな良い人でしょという信頼関係は、かなりできます。この更生プログラムは全国的に認められて、去年の4月から本庁の方では動きだしました。ただ、受け入れる施設数は限りなく無いに等しくて、 ほとんどが高齢者施設の生活介助がメインになっています。
でも、小さい頃に虐待を受けた子供が、大人に与える影響力はかなり強いと思います。だから一度でも接して頂ければ、きっと解ってもらえるんじゃないでしょうか。

委員長:私は、そういう場所にロータリアンが行って、遊んでやれば良いと思っています

矢部氏:子供が苦手な人の方がいいと思います。子供にとっても。
その人との関わり合いを探るので。お互いに探り合うので。
子供に慣れている人って、あやしてしまうので。
なんか下手くそだなぁと、子供なりに感じた方が良い。

東京みなとRC吉田氏:高校生のアルバイトは?

矢部氏:私共はさせます。させないところもあります。

吉田氏:障害者で、補助金くれるより仕事をくれって言っている人がいます。
障害者は税金を使うばかりじゃなくて、少しでもお金を税金を払いたいんだと。ITとか、HPを作ったりとか、本当に障害でスピードは遅いけれど、お金を貰って税金を払うと。ある意味、恵まれているとも思いますが。教育によって随分変わるとも思うけれど。そうやって仕事を持たせると良いのかなと。
いま僕は大学のOB会に行っていますが、ほとんどの大学生新入生の生活の中心が、アルバイト・授業・就職です。大学1年生に入る人がです。だから大学生でもそうなんですから、施設にいる人も、どんどんそういうことをやった方がいいなと思います。

矢部氏:幸い私共は公共交通機関にも近いので、アルバイトが出来る所も多いので、高校生に認められている種類のアルバイトは積極的にさせています。
但し、1年生の時に赤点を取らないことが条件で。高校卒業できなければ、元も子もないので。高校の前期なり、二学期に安定して学校に通いました、と言ったら、じゃあ頑張って働いてねと言って、卒業までに貯める目標が100万円です。大体、普通にアルバイトしていたら無理なく100万円は貯まるのです。これを元手にして進学する子もいるし、手を付けないで就職する子もいます。いずれにしても働くと言う事で、またひとつ社会と接点が出来ることと、接客業を選ぶ子が結構多いが、色んな嫌な思いをする子もいますので、まだ大人が側で支えている内に、人との衝突など色んな目に会った方が良いのかなと思います。
偉そうに話していますけど、私が申し上げたことは神奈川県では結構、過激な方でして・・だから、どこでもやっていることではありません。

委員長:進学に当たって教育資金の連帯保証人になってあげて、ご自身が酷い目にあいながら克服されたというお話もお聞きしましたが?

矢部氏:克服してないですよ(笑)

委員長:そうですか、まだまだ続いているんですね。身を挺してやっておられるんですよね。なかなかそういう勇気は持てないことです。そういう凄まじい闘いをやっておられることに敬意を表します。神奈川の地元のロータリアンはあなたのことを、もう少し応援すべきだと私は思いますが。でも、このお話は、お名前を出して宜しければ、ここのお話は全国区で発信しますので。

矢部氏:宜しくお願いします(笑)

橋本氏:今の奨学金の話ですが、私も十何年来、施設に関わっていますが高校18歳まで。そこから短大・大学に行くと、保証人がかなりネックになっていると良く伺いますが、それを克服する何か上手いアイデアなどありますか?

矢部氏:自分が出来る事は、1つも断らない、とにかくなんでも全てやることです。
私を信用して頂けない限りは、私の施設の子供達を信じて頂くことは出来無いと思っています。
なるべく多くの方に接していただくと言うのは、まさにそこです。
その子供達、その施設、そして私を如何に信じて頂けるかと言うことにかかってくる。あなたの言う事なら聞いてやるよ、と言う人を増やす。
例えば不動産屋さんでも、いま何カ所もお世話になっていますが、子供に契約をさせると保証人が要るから面倒臭いから、あなたに貸すと。そこから又貸しろと言ってくれる。あとは制度上、使えるのであれば、保証会社と契約したうえで、あなたが親に代わって、保証会社とやってくれと。
今年、会社に就職した子がいて、その子の住む所を探しに行った時には、大家さんがその近くで交番をやっている方ですが、そこにお邪魔して、そういうことで育って来たんだったら、ここに住んで良いよと無条件で、家賃は支払いますが貸して頂けた。
学校・企業・賃貸物件、色々と制度でどうしようもないところもありますが、必ずそれは、何とかして下さる、人との繋がりで何とかしてくれるところもあるのかな、と。残念ながら、どこでもそれが通る世の中でも無いので、一人でも多く理解して下さる方とお会いする。そこにかけるしかないかなと思います。お金で何とかしてくれるならですけど、どっちもお金が無い(笑)これで何とかしてくれとドンとお金が出せれば、誰でも何でもやってくれるんでしょうけれども(笑)

橋本氏:学習支援とか自立支援とか、HPを拝見すると希望されているようなので。
まずは顔の見えるケアを構築して、その中でお願いをするという。

矢部氏:やっぱり限られた範囲で生活してますから、例えばこういったものでも新聞の中に折り込みで入れていくとか、あとは、何か事あって呼ばれた時には、こうしてお邪魔してお話をさせて頂くとか。そう言えばこの前あそこに来てたけど、こんな話あったよね、と言うような小さな出会いとか積み重ねだと思います。
だから私は、それを出来ない子供達に代わってやるのが職員であり、園長の仕事です。
正直、黙っていてもお金は入ってきます、税金の。それが充分かどうかで言えば、ギリギリのラインではありますけれども、そのお金じゃない部分をどうするのか、でと思います。

委員長:やっぱり就労支援とか学習支援は、それ以外のものですよね
生活保護は来るけれども、学習支援は来ないでしょう
職員も手薄だから手が回らないでしょう。

矢部氏:はい、そうです。やっぱりそれは二の次になってしまいます。

冨倉氏:DVを受けて、社会生活が出来るようになった子でも、18歳になると施設を出されてしまいますよね。出された子に関してはどうされていますか?

矢部氏:本人が望む限りは付き合い続けます。もう何人もいます。とっくに卒園してしまっていて、出て行って20~30歳になっても、私が借りたアパートに、そのまま又貸しして、給料を稼いで来たら取るからなと言ってお金を渡す。そういう子は自分の施設を通る範囲に家を借りたり、顔が見えるところに置いておく。顔が見えなくなったら終わりですから。
あとは遠くに行ってしまったり、不幸にして命を落としてしまった子もいますけれども、関わりを持ちたいと言う子については、これは始まった時からずっと持ち続けています。ですから敢えて、それをアフターケアだとか、アフターフォローだとか言わずに、私共のそれは責任だと・・・いう所までは行かないですが、まあ、もうそれはしょうがないですね、縁だと思っています。おまえが付き合いたいなら良いよという感じでしょうかね。ただ、取る物はやっぱり取る努力はします。ただ、どうしようもなく障害や病気を持っていたり、それで親がいない子供は、生活保護をうけながらの立て直しにはなります。自分で判断が出来ないのでね、それは支えながら。でも、なんとか仕事をしながらやってます。

吉田氏:私はロータリアンで、こうして歳をとると、どんどん同じようなクラスと言うと変な言い方ですが、相手を知っていると言うこともあって、同じような生活レベル、同じような考えの人が集まって来てしまう。若い頃はそうでもなかったですが、どんどんそうなってしまいます。ですから、いま矢部さんからお話を伺ったような、想像出来ない世界には自分から入って行かないとだめなんですよね。相手からは寄って来ない。寄って来るのは、この知ってる人達。だから、自ら飛び込むことをしないと、理解するのは日常生活では無理ですね。

矢部氏:だから難しいと思うんです。子供はそう言う生き物なんです。
私も段々歳を重ねていって、43年間生きてきてますが、今入所している一番上の子でも18歳ですから、倍以上離れています。
彼等っていうのは、やっぱり新しい色んな世界のものと関わり合いを持ちたいという生き物のままなので。
施設を運営する側の人間が、余りそういうことを固定化しない方が良いのかなと思います。

【その他報告】
東京グローバルRC宇佐美氏:
冨倉さんの所のシスターにお話を伺いに4月3日のバザーに参加しました。
取り敢えずお絵かきのお手伝いとして、うちのクラブのメンバーの主婦や子育て経験者で廻して寄り添う形に。
ただ、お食事を作る、週2回同じ人が、と言うことはとてもハードルが高くて。別々の人達で繋げていくのなら出来ると思います。
女性会員もそうですが、知り合いの女性達の中には、子供達の為に何かしたいと言う人がとても多いです。そういう人を集めて、適材適所に派遣していくシステムがあればなと常々思っています。お料理は苦手だが、勉強なら教えられるわとか、何かしたいというそのパワーを集めて、何とかしたいと思っています。

東京八王子南RC神山氏:
フードバンクをやっており、今度シンポジウムを開催します。
登壇者として、色んなところで貧困の問題を取り上げておられる法政大学教授の湯浅先生と近藤氏の2名に来て頂きますので。それなりのお話が聞けるかと思います。
6月9日土曜日16時から18時、場所は豊田の駅から歩いてすぐのところです。
150名ほど入れるところです。メーリングリストで告知をします。

【次回研究会等について】
委員長:次の会の前に、提案があるんですけど、橋本さんが言っていた色んな施設にアンケートを採ろうかと思いますが。

橋本氏:アンケートの前に、私の三多摩地区、立川/八王子/町田を調べましたら、HPが当然あり、ボランティア活動もやっており、学習支援・自立支援の要望が、かなりあります。
料理サポート・ピアノボランティア・縫い物ボランティアなど、市に色々あります。その情報はメーリングリストにてお流しします。
そういうのを統一して情報の共有をして、片ややりたい人、片や欲しい人、その情報を繋げるために動ければと。

委員長:次回の委員会は、その辺の情報の収集を中心にやりたいと思っています。
今日お配りした世田谷区から入手したもの(せたゼミのパンフレットと参考資料)。子育て支援をやっているかどうか世田谷社会福祉協議会(社協)に聞いたら、やっていますと。社協の経営人に対して苦言を呈したら、今度担当者に会う事になりました。
ここに数字がでていますが、世田谷90万の都市にしたら、利用者が49名とか30名とか、こんなに少ないものなんです。
どういう制度かというと、空き部屋を提供してもらって、例えば老人ホームに入った人が出た後の空き部屋を利用して学習の場を与える、と。もう少し詳しく調べますが、これもおそらくボランティアには応じるでしょう。
問題は、ボランティアも全く無償ではいけないから、有る程度の費用を学生達などに払うとか、我々としては応援目標として考えなくてはならない。
先程言った、就学前の人格形成のまさに真っ最中の、二歳児ではかなり大人の事は解っていると言う。その人間的環境に少しでも寄与出来る事があれば、それはそれで私は良いと思っている。
そのためにも、情報共有をしたいと思いますので、橋本さんをはじめ、私は世田谷区を調べますので、皆さまにも集めただけのデータをお持ち頂いて、次回、どういう支援があり得るのかと、何が求められているのかという情報を集約する作業を1回やりたいなと思っていますが如何でしょうか

橋本氏:それと、気になっている記事がありました。教育格差について、ネット版朝日新聞から。格差社会は止まないと言う人がどんどん増えている。
10年くらい前は、5割以上の人がおかしいと言っていたのに、今は、6割から7割が仕方無いでしょ、格差社会は止まないでしょうと言っている。

委員長:それね、本当に見捨てているんですね、非人意識。
付いて来られない者は捨てちゃうと。税金払わない人ばかり増えちゃう。
残念な事に、恵まれない境遇の人ほど子供がバンバン出来ちゃう。
高学歴の人はこどもが出来ないんですよね。自分のキャリアを守りたいから、かなり高齢になるまで子供を望まない。これは大変な事になるなと私は思っています。皆さんのお力を借りて声を大きくしなくちゃいけない

橋本氏:少なくともロータリーの内部だけでも認識を共有して。
自分の知り合いに声を掛ける、見に行こうよ、誰かいたら俺が雇うからと、そういう人が増えてくる。
地域とか職員とかで横断的に情報を集めて、協力者を募る、理解を求める、そういうやり方がいいと思う

委員長:私は世田谷が地元ですが、残念ながら、ここには世田谷区のロータリーがいないですね。いたら、色々と遠慮無く声掛けますけど。社協という間柄もあることですし。実は、我が家のすぐ近くに施設が出来ます。新しい所長は、神奈川で辣腕をふるっていたと言う方らしいです。
今までは成年後見ばかりみていたが、これからは地元だからと遠慮せずに、やっていこうと思っています。
皆さんも、ご自宅近辺で積極的に役所なり何なりに積極的に接触して頂いて、是非情報を集めて頂きたい。
配っていませんが、教育支援基金のご案内、東京都の社協全体が案内を出しています。この制度によれば、なかなか良い支援制度ですが、行政はなかなか活用しなです。ネットで調べればすぐ出て来ます、生活福祉資金貸付制度。
世田谷区の生活困窮者支援ぷらっとホーム世田谷、これは学習支援も視野に入れてます。でも残念ながら、たった50名かそこらしか学習支援を行えてません。パンフレット作っただけ。これも我々は積極的に働きかけていきたい。
我々は、まだ任意の団体だから、なんかの名称を付けて行政に働きかけていった方が良いと実感しています。皆さんに相談しながら決めたいと思いますが。
次回は、内部で色んな議論しませんか。どういうことをやるべきか。
そろそろある程度整備してみて、可能なことには手を出そうと考えたいと思います。

東京南RCアンドリューウォン氏:
自分の職業柄、子供達は身体の解剖について興味があると思います。自分も時間を作って、各場所に行ったりして、身体の解剖のことなんか説明することが出来ます。上野で今なにかやっていますね。難しいことではないので仰って下さい。
それから、あとは生々しい相談をうけているのだが、厚木市のケースですが、昔、女性が奨学金をもらっていて、返さないとならないが仕事がなく、結果として変な世界の人と付き合ったりして。結局、先週逮捕されたその女性には子供がいるが夫もいない。10歳になる子供の面倒も見ていなかったので、その子は全く勉強ができない。先週逮捕されたばかりの母親は、しばらくの間、出ても来れない。(矢部さんの施設には)実際に10歳の子の空きはありますか?

矢部氏:先程お話したように10歳の子の所は、いまのところ満床で、空きはないんですね。

アンドリューウォン氏:誰か子供を養子にもらいたいとか、そうすると養護施設に入らない、ですね。

矢部氏:里親制度にのることになります、児童相談所がマッチングしてOKなら、そうなりますね。

アンディウォン氏:将来、何かあったら困るから、養子は賛成しないけど。
まずは勉強をちゃんとしないとダメじゃないかと。
厚木から、他の場所の施設にも入れますか?

矢部氏:私のところは座間市にあるが、神奈川県全域から入ってくるし、場合によっては、東京都からも入ってくる。

アンディウォン氏:先週、逮捕されたばかりだから、その人をどこかいれないとダメだと思うが。

委員長:それはちょっと特別の例だから何とも言えなですが。
手がかりとして、生活困窮者支援制度には、学習支援も入っているから、情報を得るために、市や区に聞けば、どんな支援をやっているか、結構簡単に教えてくれる。
どこの程度までやっいて、なにが足りていないのか調べて情報を集約しましょう、是非お願いしたい。

橋本氏:実は、来週RCで、昔からツバメ塾と言う有名なサロンがあって、そこから色んな塾が派生している。そこの方とお話しをしまして、
行政制度は使いにくい、補助金はそっちを打ち切られる、使途がかなり厳しい。
そこでなにをやっているかというと、寄付は学費援助になる、基本的に全員ボランティア。 先生をやってくれる申込者は沢山いて、無料でこられる。
ツバメは巣立って戻ってくる、戻って来た人にはバイトやってもらって、少しくらい出したい、支援金みたいなものを出したいが、行政は、税金を自分のところの人件費を出すのはダメだと。非常に補助金の使い方は難しい。
もう少し掘り下げますが、やっぱり神山さんも行政と補助金の問題について、壁にぶち当たっていると思います。

橋本氏:調査は東京全部調べてくる?

委員長:いやいや、自分の住んでいるところ、あるいはロータリーの場所だけでも。
手掛かりはあると思います。都でも全社協で生活困窮者支援をやっているわけで、それが各区にあるわけです。それが1つの手掛かりです。
私は世田谷をやりますから、前田さんは港区をやってもらって。
子供のプライバシーとか言って、大抵の場合、施設にストレートに支援をしたいとぶつけても断られたりする

橋本氏:私のところは別に。基本的にクローズしてませんよ。

委員長:そういう回答を集めて、一ヶ月後くらいに。
情報収集の成果に基づいて次回をやりたいと思います。

冨倉氏:僕は、なにを調べればいいですか?

委員長:大田区で、そういう生活困窮者の学習支援をやっている所があるかどうか。
やっていたら、どこでやっているのかとか。

橋本氏:学習支援、無料塾の関係とか、食料支援、色々いっぱいあって。

委員長:きりがないよね。どういうものを、そういうものを求めているかどうか。
学習支援は別に年齢は関係なく、未就学児の場合なら必ずしも学習支援とはならず、子育て支援とか、非認知能力を育てるための遊びの場の提供とか。

次回、みなさんいつが宜しいですか?・・・・・
5月29日なら空いているそうです。
・・・・・・
では、5月29日3時~5時 宜しくお願いします