世界史で活躍したロータリアン

 

平和をつくるロータリー

 

「奉仕の一世紀」国際ロータリー物語より

 

ロータリーは、二つの世界大戦を経て、国際平和活動に深く関わる様になる。
特筆すべきは、国際連合とユネスコの設立に、ロータリーとロータリアンが深く関与した点である。以下「奉仕の一世紀」(下記参照)より引用する。
1945年に国際連合憲章採決のため開催されたサンフランシスコ会議に、ロータリーはオブザーバー機関コンサルタントとして招聘された。又23名のロータリアン・オブザーバーが参加し、議事日程の作成、通訳、決議の文言についての助言、各国代表間の争いの解決等、国際連合創立に重要な役割を果たした。参加した50か国のうち32か国でロータリー活動が運営されており、各国の代表団と技術顧問団に27名のロータリアンが別途参加していた。又、国際連合が1948年に国連人権宣言を起草した際に、1940年ハバナRI大会の「自由、正義、誓約の神聖性、人権の尊重」を求めた決議が枠組みとして使われた。
それに遡る、国連教育科学文化機関(UNESCO)の設立にも同様に貢献している。
第2次世界大戦最中のロンドンにヨーロッパ大陸から集まっていたロータリアンが、平和が訪れたときの世界を計画する会議を開催、そこで、文化、教育、科学の分野での意見交換のためのフォラムが開かれた。そこでのビジョンは非常に説得力があったため、政府関係者の賛同を得て、これが戦後にユネスコ(UNESCO)に発展した。
ユネスコ創設は、ロータリーとロータリアンが平和を渇望する世界に実際に影響を与えることができると証明した。

「奉仕の一世紀
国際ロータリー物語
デイビッドC.フォワード 著 / 日本語訳・監修 菅野多利雄
Rotary International 発行
再販分:2008年12月
(初版: 2004年)

ロータリーアンの平和運動のはじまり

 

ロータリーは、1905年設立当初、アメリカ資本主義の勃興期の退廃するシカゴの街で、会員間の友情を深める親睦と公正な取引をベースとした互助会の組織としてスタート、その後、地域社会の奉仕活動へと発展拡大してきた。
処が、1912年頃より、ロータリーが世界に拡大するに連れて、「ロータリーが、国際平和と親善を増進する手段である、あるいは、手段になりうるという考え方が口にされる。」と当時のRI事務総長チェスター・ペリーが述懐している。(奉仕の世紀より)
1この時、第1次世界大戦が勃発、これを契機に、ロータリーは、1914年のヒューストン大会に於いて、「国際平和会議の開催とロータリアンによる国際平和運動の支持」を求める決議案を採択した。
終戦後1921年に、ロータリーのリーダーが戦後の英国を訪問、ロータリーの世界平和と正義のための役割を認識することとなり、スコットランドのエジンバラ大会で、ロータリーの定款・細則に平和づくりを盛り込む制定案が決議された。
翌年、1922年のロスアンゼルス大会にて、「ロータリーの奉仕の理想に結ばれた、あらゆる国の実業家と専門職者の親交によって、国際平和と親善の推進に貢献すること。」という「平和綱領」と、同時に「国際ロータリー」への名称変更の、決議案が批准され、ロータリーアンの平和運動がはじまる。

「奉仕の一世紀
国際ロータリー物語
デイビッドC.フォワード 著 / 日本語訳・監修 菅野多利雄
Rotary International 発行
再販分:2008年12月
(初版: 2004年)

著名ロータリアン

メリカ大統領

アメリカ大統領

名人

著名人
著名人

出典:ロータリー情報ハンドブック

100人の高名なロータリアン

下記のリストには、世界各国の知的、文化的な指導者とともに軍隊、スポーツ、政府のリーダーたちが含まれています。彼らは、ロータリー・クラブの正会員または名誉会員です。このリストは見本として作成されたもので、完全なものではありません

  1. ニール・アームストロング米国、世界で最初に月への第一歩を踏みしめた宇宙飛行士(オハイオ州、ワパコネタRC)
  2. アスゲイル・アスゲイルソンアイスランド大統領(レイキャビクRC)
  3. エウセビオ・アヤラパラグアイ大統領(アスンスィオンRC)
  4. ボードゥアン1世ベルギー国王(ブリュッセルRC)
  5. フェルナンド・ベラウンデ・テリーペルー大統領(リマRC)
  6. ベルンハルトオランダ王子(アムステルダムRC)
  7. クラレンス・バーズアイ米国、スピード冷凍食品加工法の開発者(マサチューセッツ州、グロスターRC)
  8. ハリー A. ブラックマン米国最高裁判所長官(ミネソタ州、ロチェスターRC
  9. フランク・ボーマン米国宇宙飛行士(テキサス州、ヒューストン、スペースセンターRC)
  10. ノーマン・ブレアリー卿オーストラリア、飛行の先駆者(ウェスタン・オーストラリア州、パースRC)
  11. ジョン・ブリッグスイングランドのコンサート・ピアニスト(ビングレイRC)
  12. ホセ・ルイス・バスタマンテ・イ・リベロペルー大統領(アレキパRC)
  13. リチャード E. バード米国、海軍の将官で北極探検家(バージニア州、ウィンチェスターRC)
  14. ジョセプ・マー・ヴァイレダ・カナデルスペインの画家(ヘローナRC)
  15. アルシノ・カルドソポルトガルの国防長官(ポルト・ドウロRC)
  16. ロジェ・シャプレンヌ・ミディフランスの画家(フランス、パリRC)
  17. ウィンストン・チャーチル卿イングランド首相(ロンドンRC; ウォンステッド・アンド・ウッドフォードRC)
  18. マックス・コワトローフランス、コアントロ社のオーナー(パリRC)
  19. ホーリー・コンプトン米国、1972年ノーベル物理学賞受賞者(ミズーリ州セントルイスRC)
  20. ウイリアム・ディーン卿オーストラリアの総知事(ニューサウスウェールズ州シドニーRC)
  21. ミシェル・ドゥブレーフランス首相(アンボワーズRC)
  22. モーリス・ドゥニズィエフランスの作家(ヴィトリ・スュド-エスト・ドゥ・パリRC
  23. ウォルト・ディズニー米国のアニメ映画製作者(カリフォルニア州、パームスプリングRC)
  24. ホルヘ・フィデル・デュロンホンデュラスの外務大臣(テグチガルパRC、元RI理事)
  25. トーマス・エジソン米国の発明家(ニュージャージー州、オレンジRC)
  26. マルチェロ B. フェルナンフィリピンの最高裁判所長官(セブ・ウェストRC)
  27. フレデリックデンマーク王子(コペンハーゲンRC)
  28. J. ウィリアム・フルブライト米国上院議員(アーカンソー州、フェイエットビルRC
  29. ケネス・フォン・ピン-ファン卿香港、バンク・オブ・イースト・アジア取締役(ホンコンRC、元RI地区ガバナー)
  30. W. ハドソン・フィッシュオーストラリア、カンタス航空創設者(シドニーRC)
  31. ハンス-ディートリッヒ・ゲンシャードイツの外務大臣(ボン・ズッド・バッド・ゴーデスバーグRC)
  32. エドガー A. ゲスト米国の詩人・ジャーナリスト(ミシガン州、デトロイトRC)
  33. カール16世グスタフスウェーデン国王(ストックホルムRC)
  34. ロレンゾ・ゲレッロ・グティエレーズニカラグアの大統領(グラナダRC)
  35. ウォーレン G. ハーディング米国大統領(ワシントンD.C.、ワシントンRC)
  36. ジョーエル・チャンドラー・ハリス米国の作家(ジョージア州、アトランタRC)
  37. 服部禮次郎(レイ) 日本、セイコー(株)会長(東京銀座RC、元RI理事)
  38. スティングリムール・ヘルマンソンアイスランド首相(レイキャビークRC)
  39. トール・ヘイエルダールノルウェーの探検家、海洋学者(ラルビクRC)
  40. エドモンド・ヒラリー卿ニュージーランドの探検家、登山家(オークランドRC)
  41. 平沢興日本の解剖学者、京都大学総長(京都東RC)
  42. ジョン F. ケネディー米国大統領(マサチューセッツ州、ハイアニスRC)
  43. アブドゥラ・ハリルスーダン首相(ハルトムRC)
  44. チュン・ヨル・キム韓国首相(ハンヤンRC)注:同クラブ出身の首相には 他にもトク・ウー・ナム、チューン・フン・パク、チャン・スン・ユーなどがいる。
  45. カール・コベルスイス連邦大統領(サント・ガレンRC)
  46. チュクリ・クーワトリーシリア大統領(ダマスカスRC)
  47. ハンス・キュングドイツの神学者(ロートリンゲン-チュービンゲンRC)
  48. ハリー・ローダー卿スコットランドの芸能人(グラスゴーRC)
  49. ジーン・レクランフランスのエジプト学者(パリRC)
  50. フランツ・レハールオーストリアの作曲家(ウィーンRC)
  51. ダグラス・マッカーサー米国陸軍元帥(ウィスコンシン州、ミルウォーキー RC;オーストラリア、メルボルンRC;日本、東京RC;フィリピン、マニラRC)
  52. トーマス・マンドイツの小説家、ノーベル文学賞受賞者(ミュンヘンRC)
  53. ロベール・マニュエルフランス、劇場監督(パリRC)
  54. グリエルモ・マルコーニイタリアの発明者、ノーベル物理学賞受賞者(ボローニャRC)
  55. ジョージ・C・マーシャル米国陸軍元帥、ノーベル平和賞受賞者(ジョージア州、コロンバスRC;ジョージア州、サバンナRC;サウスカロライナ州、チャールストンRC;ペンシルベニア州、ユニオンタウンRC)
  56. ヤン・マサリクチェコスロバキア外務大臣(プラハRC)
  57. 松下幸之助日本、松下電器社長(大阪RC)
  58. チャールス H. マヨ医師米国のマヨ・クリニック共同創始者(ミネソタ州ロチェスターRC)
  59. コルネリウス「コニー・マック」マクギリカディー米国の野球監督兼チーム・オーナー(ペンシルベニア州、ペンシルベニアRC;フロリダ州、フォートマイヤーズRC)
  60. カール・メニンガー医師米国の精神科医、メニンガー・クリニックの共同設立者(カンザス州、トピーカRC)
  61. チェザレ・メルザゴライタリアの上院議長(ローマRC)
  62. 御木本豊彦日本、ミキモト代表取締役社長(東京RC)
  63. レナート・ニルソンスウェーデンの写真家(ストックホルムRC)
  64. ジョルジュ・オクトルベルギー、オーケストラ指揮者(ブラバント州、ブリュッセルRC)
  65. ラウル・セペナ・パストルパラグアイ大統領(アスンスィオンRC、元RI地区ガバナー)
  66. ノーマン・ヴィンセント・ピール米国の作家兼聖職者(ニューヨーク州、ニューヨークRC)
  67. レスター・ピアソンカナダ首相、国連総会議長、ノーベル平和賞受賞者(オンタリオ州、オタワRC)
  68. ジェームス・キャッシュ・ペニー米国のJ. C. ペニー創立者(ニューヨーク州ニューヨークRC)
  69. ジョン J. ハーシング(ブラック・ジャック) 米国陸軍元帥(ミズーリ州、セントルイスRC;ネブラスカ州、リンカーンRC;テキサス州、サン・アントニオRC)
  70. フィリップ王子エディンバラ公爵(スコットランド、エディンバラRC;イングランド、キングズ・リンRCおよびウィンザー&イートンRC)
  71. アントワーヌ・ピネフランス首相(サンテティエンヌRC)
  72. レオポルド・ピレリイタリア、ピレリ・タイヤ社長(ミラノRC)
  73. ジョアン・アベロ・プラットスペインの画家(バルセロナ・コンダルRC)
  74. エミリオ・プッチイタリアのヘアデザイナー(フローレンスRC)
  75. レニエ3世モナコの王子(モナコRC)
  76. ジェイムズ・ウィットコム・ライリー米国の詩人(インディアナ州、インディアナポリスRC)
  77. グムンド・ロンバーグ米国の作曲家(ニューヨーク州、ニューヨークRC)
  78. カルロス P. ロムロフィリピン、国連総会議長(マニラRC、元RI副会長)
  79. フランクリン D. ルーズヴェルト米国大統領(ニューヨーク州、オルバニRC)
  80. ウルフギャング・シャレンベーグオーストリア、外務省事務総長(フランスパリ・ウェストRC;スペイン、マドリッドRC;ウィーンRC)
  81. ヴァルター・シェールドイツ大統領(ボンRC)
  82. アルベルト・シュヴァイツァーガボンの医師、哲学者、ノーベル平和賞受賞者(フランス、コルマールRC;ドイツ、パッサウRC)
  83. 清家清日本の建築家(東京目黒RC)
  84. ドナ・シャララ米国の厚生省長官(ウィスコンシン州、マジソンRC;フロリダ州、コーラル・ゲーブルズRC)
  85. 正田健次郎日本、大阪大学総長(大阪RC)
  86. ジャン・シベリウスフィンランドの作曲家(ヘルシンキRC)
  87. トリス・スピーカー米国の野球選手(オハイオ州、クリーブランドRC)
  88. シグムンド・スターンバーグ卿イングランドの企業家兼慈善家(ロンドンRC)
  89. アドレイ E. スティーブンソン米国連大使、イリノイ州知事(イリノイ州、スプリングフィールドRC)
  90. 竹田恒徳日本、皇族(東京北RC)
  91. マーガレット・サッチャーイングランド首相(大ロンドン、ウェストミンスター・イーストRC)
  92. クロード・ヴィトンフランス、ルイヴィトン社のオーナー(パリ-ノールRC)
  93. チャールズ R. ウォールグリーン・ジュニアウォールグリーン・ドラッグ・カンパニー会長(イリノイ州、シカゴRC)
  94. アール・ウォーレン米国最高裁判所長官(カリフォルニア州、サクラメントRC)
  95. ジャック・ウィリアムソン米国のSF作家(ニューメキシコ州、ポルタレスRC)
  96. ウッドロー・ウィルソン米国大統領、ノーベル平和賞受賞者(アラバマ州、バーミングハムRC)
  97. オービル・ライト米国、飛行の先駆者(オハイオ州、デイトンRC)
  98. フィリップ・ワイリー米国の作家、社会論評家(コネチカット州、ミドルタウン)
  99. 厳家淦(C. K.) 中国、台湾省(台北RC)
  100. ウィリー・ズンブリックブラジルの画家・彫刻家(トゥバラオ・ロータリー・クラブ)

出典:奉仕の一世紀より

「奉仕活動を通じた平和構築の可能性」

2012-13年度国際ロータリー会長 田中作次

2016年12月23日行われた「奉仕を通じて実現する平和構築シンポジウム」(東京武蔵野ロータリークラブ創立60周年記念事業)の基調講演の原稿を田中元RI会長のご厚意により掲載します。

 

私の世代は、戦後に日本で育った最初の世代です。平和を重視するのは当然のことだと思います。自らの国の軍国主義の結末を経験した私たちの世代は、日本が平和を選ぶ大きな決断をした結果、目覚ましい経済発展を遂げていくのも目にしました。 この決断があってこそ、日本は成長と繁栄を遂げることができたのです。そのおかげで、子どもたちの世代が安全な環境で成長し、教育を受け、暮らしを向上させることができたのです。また、この決断によって他の国や文化に対する日本人の見方は根本的に変わりました。日本人は心を開き、寛容になり、もっと深く世界を理解するようになりました。
さらに、平和を選択したことによって、私たちは前向きな目標に力を注ぐことができるようになりました。 個人のニーズより社会のニーズを重視するのは、日本の文化と切り離せない、伝統的な価値観です。2011年3月に起こった大地震と災害後、数週間、数か月間、私たちが生き延び、復興に努力できたのも、この価値感があったからです。これは、日本以外の国々にとっても、良い教訓であると思います。
他者のニーズが、自分自身のニーズよりも大切だと思い、社会全体のための共通の目標に向かって力を合わせることができるようになれば、すべてが変わるのです。世界との関わり方が変わります。何を優先するのかが変わります。そして、平和の概念をどのように理解するのかが変わります。2012〜13年度には私は国際ロータリー会長として、「平和」が私たちの焦点であり、目標として120万人以上の世界のロータリアン皆さんには、「奉仕を通じて平和を」もたらすため、積極的に活動していただくようお願いいたしました......続きを読む

委員長 榊原節子 東京恵比寿RC


副委員長 山田 和之 東京中央RC


副委員長 澤田 尚史 東京神宮RC


委員 福井 衞 東京武蔵府中RC


委員 木村眞 東京恵比寿RC


委員 森家芳江 東京城南RC


委員 八幡 惠介 東京中央RC


委員 舘 和博 東京中央RC


委員 山下 雅弘 東京日野RC


委員 塩沢 仁志 東京愛宕RC


アドバイザー 森田光一 東京大森RC


奉仕研究委員会