私のボランティア

起業家を育て共に歩む貸しビル業

杉並ロータリークラブ 大橋吉隆

昭和49年、26歳の時、父が病に倒れ、「後は全て任せるから」、との言葉を受け、斜陽産業であった、住宅資材の流通業から、貸しビル業に転換致しました。

始めるに当たり、日本国民の共有の資産である土地を預かり、貸しビル業として不動産運用をしていく以上、世の中に貢献していく義務が生じたとの認識を持って事業を始めました。

折からの「昭和バブルの勃興期に突入し、10年間程で事業は順調に推移して、基礎が固まりました。

そして以前より意識していた、「自分は何をして、社会に還元すべきか」、と考えた結果、
「志を持つ企業家が増え、活気溢れる社会の創造に寄与すべく、以降、アントレプレーナーのインキュベータービルを目指そうとの思い」を軸に据えて事業の展開を進めて参りました。

正直で、感謝の心を忘れず、意欲的で、しっかりとしたビジョンが描かれていれば、信用状態や経済条件等が劣後していても、積極的に入居して頂きました。

当時は、貸主優位な環境の中、入居テナントと平等な立場で、共に共存共栄を図り、将来への布石として、「客を創り、客を育てる、貸しビル業」を目指しました。

その時大変参考になり役立ったのが、ロータリーの、「4つのテスト」。

その精神に順って、様々な取り決めをさせて頂きました。

私共のビルには、大小50社程のテナントがおりますが、いつも順風満帆な時ばかりでは有りませんでした。

多くの企業が危機に直面されました。しかし、私共との率直な話し合いの中から、再チャレンジを繰り返し、多くの方が立派に成長されました。

又或る時は、私共が存亡の危機に陥った時は、助けてくれたのも、この方々でした。

貸ビル業創業以来40余年、私共のビルで生まれ育った企業のうち約30社が上場を果たし、又多くの企業が大きく成長して社会に羽ばたいていった事は、私のビジネスマン人生の「誇り」です。

何人かの方は、現在ロータリアンとなり、各々のロータリークラブで活躍しております。

ロータリーの理念こそ、私のビジネスマン人生の指針でした。

起業家を育て共に歩む貸しビル業

ロータリーに入会した起業家反後氏と