私のボランティア活動

 

起業家支援の楽しさ

東京中央ロータリークラブ 八幡惠介

日本には数少ないエンジェルとして起業する人たちの創業支援を1997年から継続している。外資系企業に勤務して得たストックオプションによる資産形成のうち2億円余りをエンジェル投資の原資として、国内外約30社に投資、例にもれずほとんどの起業家は失敗して舞台から退場したが、問題は退場の仕方。

心ある起業家はすっからかんになる前にM&A、会社整理などでいくらかの資金を投資家に分配。多くの起業家は資金を使い果たして倒産。投資した企業の中で何らかの成功をおさめた1社は匿名組合方式で資金を融資したシグナルトークで約束通りの利息を付けて期日までに全額返済、その後も黒字をほぼ毎年継続している。

またネットクレアスはいったん解散したのち再起してカーネロンシリコンを起業、独自のアーキテクチャーによるマルチコアプロセッサの開発に成功、大手電機メーカーがM&Aにより買収して約6倍のリターンとなった。これら2社がこれまでの成功例で、現在5社が生き残っているが、3社は「死の谷」状態、1社は何とかIPOに向けて審査中、うまく行けば来年には出口に到達し、投資家に応分のリターンがありそう。最後の1社もIPOには程遠いが、売り上げを達成できそうな見通しである。

かくのごとく創業期企業への投資は成功の確率は極めて低く、数%といわれる。なぜエンジェルは創業期の起業家を支援するのかといえば、成功するかもしれないというワクワク感と失敗しそうというドキドキ感に惹きつけられる、という他ない。決して金もうけのためではなく、投資した資金が戻ってくることで満足している。

エンジェルは資金を提供するよりはむしろアドバイスしたり、社外取締役または社外監査役として時間と自らの経験による支援したり、などが主たる役割である。創業期に必要な資金の一部を提供することにより、成長期への橋渡しをして、ベンチャーキャピタルや企業へつなぐことが起業家にとっては貴重な支援となる。

企業支援の楽しさ

IPOに向けて審査中の企業が開発した世界に冠たる微細加工の欠陥検出装置

委員長 榊原節子 東京恵比寿RC


副委員長 福井衞 東京武蔵府中RC


委員 舘和博 東京中央RC


委員 森田光一 東京大森RC


委員 木村眞 東京恵比寿RC


委員 森家芳江 東京城南RC


委員 Kristina Sayama Rotary E-Club of Pago Bay Guam


奉仕研究委員会